『行かずに死ねるか!』  石田ゆうすけ(幻冬舎文庫)

おもしろかった!久しぶりの旅本、一気に読みました。

あの旅作家椎名誠氏も解説で、「頭が下がりっぱなしである」
「繊細で逞しい大冒険記である」と絶賛しています。

アラスカから始まるこの旅は、文章を通して、読むものに異国
の風景をそのままの大パノラマにして届けてくれます。そして
出会う多くの人たちの一人一人の顔が、まるで大事なスナップ
写真を見ているかのように印象的で、彼の旅の時が色濃く流れ
て行きます。

読者は、この本を読み進めるうちに、この七年四ヶ月にも及ぶ
自転車での世界一周を身近に感じ、存分に楽しむことができる
のではないでしょうか。そして旅が進むにつれて、きっと著者
と一緒に思考が深まっていき、生きることの意味がさらに尊い
ものになっていくのではないかと思います。

            めーめーこやぎ

P.S. この本は、旧姓多持先生のお薦めの本です。わざわざ送って
   くれました。心より御礼申し上げます。
  (心よりの御礼より何か美味しいものがいいなあって言いそうですが。)

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ちょいと笠沙まで。